お口の終いを考える?

こんにちは。
最近は訪問診療に行く機会が増えている小林です。

知識を増やすために現在日本歯科大学教授菊谷武先生の
セミナーを受講中です。

そこでお口の終活についての興味深い話が
ありましたのでお伝えしたいと思います。

8020運動(80歳で20本の歯を残しましょう)の
達成率は51.2%ですが、歯の数が多いと比例して
唾液中の細菌は多くなります。

その唾液を誤嚥して肺炎になるのが
誤嚥性肺炎です。

口腔ケアを行うことで肺炎の発生を40%減少させ
肺炎による死亡を50%減少させる効果はあります
が、ご自分でしっかりと磨けなくなると
お口の中が虫歯だらけになってしまうのも
現実のようです。私たち衛生士の課題です。

菊谷先生は80歳を越えると
いつまでも歯科医院には通えない。
自分の足で通えているかたは1%にもみたない。

そして訪問診療で外来に通っていた時と同じような
治療は難しい。
通える内にしっかりと治療をうけておくことが
大切ですとおっしゃっています。

まだ大丈夫だから・・と先送りにしている歯は
ありませんか?
そう問いを投げかけていました。

75歳を一つの目安にお口の終いを
考えましょうと提言されています。

しっかりと定期検診を受診して頂き
治療しないといけないところはないか
リスクのある歯はないか、確認していくことが
大切です。

菊谷先生の講演を聴かれたかたは、公演後
その場で歯科医院に電話をするかたがたくさん
いらっしゃるそうです。

ぜひお口のなかの確認にいらしてください!
お電話お待ちしております。