“キーン”と歯がしみた経験はありませんか?

こんにちは!衛生士の堀田です😸

「暑い日に冷たい飲み物やアイスを食べたとき、“キーン”と歯がしみた経験はありませんか?それ、知覚過敏かもしれません。7月は知覚過敏の症状が出やすい時期。原因と対策を歯科衛生士の視点から解説します。」

🦷 1. 知覚過敏ってなに?

ポイント解説:
• 知覚過敏=歯の表面(エナメル質)の下にある象牙質が露出し、刺激を感じやすくなった状態
• 冷たい・熱い・甘い・酸っぱい・風などの刺激に反応する
• 「一時的な痛み」が特徴(持続する痛みはむし歯の可能性あり)

💡 2. 夏に知覚過敏が増える理由

① 冷たい飲食物の摂取増
• 冷水、アイス、かき氷、冷たいビール…
• 刺激が直接しみ込む → 象牙質が露出していれば強い痛み

② エナメル質へのダメージ
• 冷たいもの+酸っぱいドリンク(炭酸飲料・レモン系など)の影響
• 酸でエナメル質が溶ける「酸蝕症」にも注意

③ 歯みがきのしすぎ(ゴシゴシ磨き)
• 夏は汗・口臭などが気になり「ゴシゴシ磨き」が増える傾向
• 歯ぐきが下がり、象牙質が露出する原因に

🪥 3. 歯科衛生士がすすめる!知覚過敏対策

✅ 1. 知覚過敏用の歯みがき粉を使う
• 硝酸カリウムや乳酸アルミニウム配合が◎
• 市販:シュミテクト、クリニカENAMEL PEARL、システマセンシティブなど
• 使用は少なくとも2週間以上継続が必要

✅ 2. 歯ブラシの見直し
• 柔らかめの歯ブラシ(ソフトタイプ)を使用
• ゴシゴシではなく、「力を入れずに、小さく優しく」

✅ 3. 冷たいものを摂るときの工夫
• ストローを使って前歯に当たらないようにする
• 冷たすぎるものを避ける(常温に近づける)

✅ 4. 歯科医院での処置
• 「しみ止め」の薬を塗る処置(レジンやフッ素など)
• エナメル質が極端に削れている場合 → 詰め物でカバー

⚠️ 4. 知覚過敏と間違えやすい“しみる原因”

症状の可能性


一部の歯だけ激痛
むし歯、歯のヒビ


長時間続く痛み
歯の神経の炎症(歯髄炎)


歯ぐきが赤く腫れている
歯周病・根尖病変

→「しみる=知覚過敏」と思い込まず、しみ方の特徴を観察して相談を!

🪄 5. まとめ:夏こそ“しみない歯”で快適に!

結びの一言例:
「夏の冷たい楽しみを、歯の痛みで台無しにしないために。気になる“キーン”には早めのケアが大切です。セルフケアでよくならない場合は、ぜひお気軽にご相談ください!」